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【役職・人柄】 おおたわ歯科医院 副院長 トイプードルが好き 【趣味・日課】 キャンプ・犬の散歩

「親知らずが少し痛いだけだから大丈夫」「腫れたり治ったりを繰り返しているけど、放置している」
そんな方は要注意です。
実は親知らずのトラブルは、口の中だけでなく全身に影響を及ぼすことがあることをご存じでしょうか?

親知らずは奥にあり、磨きにくく、炎症を起こしやすい歯です。

特に斜めや横向きに生えている親知らずは周囲の歯ぐきに細菌が溜まりやすく、炎症が繰り返し起こります。
今回は、親知らずが放置されることで起こり得る全身への影響について、わかりやすく解説します。

✅ ① 慢性的な頭痛・肩こりにつながることがある

親知らずの炎症や痛みが続くと、無意識のうちに噛み合わせを避けようとします。
その結果、

などが起こり、頭痛・肩こり・首の痛みにつながる場合があります。

また、親知らずが手前の歯を押して歯列に影響を与えると、噛み合わせのバランスも崩れやすくなります。

噛み合わせのズレは全身の姿勢にまで影響すると言われており、人によっては肩こりや背中の張りの原因となることもあります。

✅ ② 口臭や疲れやすさなど「全身の炎症反応」が起こることも

親知らず周囲で炎症(智歯周囲炎)が続くと、炎症物質や細菌が血流に入り込むことがあります。
すると体は炎症を抑えるために免疫反応を続けるため、次のような症状が出ることがあります。

炎症が強いと、リンパ節が腫れることもあります。
親知らずのトラブルがひどくなると、扁桃炎や咽頭痛など「のどの奥」まで痛みが広がることも珍しくありません。

✅ ③ 放置すると顔の腫れや飲み込みづらさへ拡大することも

親知らずの炎症が深部に広がると、ほほ・顎のエリアが大きく腫れ、口が開きづらくなります(開口障害)。
さらに進行すると、炎症がのど側へ波及して、

といった症状が出ます。
重度の場合には、呼吸に支障が出るケースもあり、入院が必要になることもあるため注意が必要です。

✅ ④ 親知らずが原因で手前の歯を失うケースも

親知らずのトラブルが続くと、実は全身だけでなく健康な歯に悪影響が出ることもあります。

特に多いのが、

というケースです。

手前の歯は噛む力を支える非常に重要な歯のため、失うと噛み合わせや食生活にも大きな影響が出てしまいます。
このようなトラブルを防ぐためにも、早期の診断が欠かせません。

✅ ⑤ 全身疾患を持つ方は特に要注意

糖尿病・心臓病・免疫疾患など、全身疾患をお持ちの方は、親知らずの炎症が重症化しやすい傾向があります。
炎症が治りにくかったり、腫れが急激に悪化したりすることもあるため、特に注意が必要です。

また、妊娠中はホルモンバランスの影響で歯ぐきが腫れやすくなるため、親知らずのトラブルが起こりやすくなります。

事前に親知らずの状態をチェックしておくことがおすすめです。

✅ まとめ:親知らずは“口の中の問題”で終わらない

親知らずの炎症は、一時的に痛みが引いても根本的には解決していないことが多く、

放置すると全身の不調や隣の歯へのダメージにつながる場合があります。

こうしたトラブルを防ぐためには、早めの診断と適切な処置が重要です。
違和感を感じた時点で歯科医院を受診することで、重症化を避けることができます。

当院では、CT撮影による精密診断と、患者さんに合わせた親知らずの治療・抜歯を行っています。
「なんとなく痛い」「腫れたり治まったりを繰り返す」という方は、早めにご相談ください。

~休日のリフレッシュ~

休日は愛犬と一緒にドッグランへ出かけてリフレッシュしています🐶

いくつかお気に入りのスポットがあるので、少しだけご紹介します。

①春日公園ドッグラン(春日市)

広々とした公園内にあり、地元の方にも人気のドッグランです。

木陰も多く、季節を問わず気持ちよく過ごせます🌳

ワンちゃんたちも多く集まるので、交流の場としても楽しめます。

②海の中道海浜公園ドッグラン(福岡市東区)

海風を感じながら走り回れる広大なスペースが魅力。

大型犬・小型犬エリアが分かれていて安心して遊べます🌊

芝生もきれいに整備されていて、ワンちゃんがのびのび走り回れます。

cafe Arrivederci(福岡市中央区)

1階がカフェ、2階が室内ドッグランになっています。

天候を気にせず遊べるのがうれしいポイントです☕

店内には看板犬がいるため、ワンちゃん同伴でも安心して過ごせます。

愛犬とのお出かけでしっかりリフレッシュして、また診療も頑張れそうです🦷