親知らず の抜歯後、痛みや腫れを軽減する、3つの対処法
親知らずの抜歯は外科処置のため、どうしても腫れ痛みをゼロにする事はできません。しかし、なるべく少なくする対処法はあります。
①炎症がない状態で抜歯を行う。体調を整える。
腫れがある状態では抜歯を行えば、痛み腫れは大きくでます。炎症がない状態で抜歯が基本です。そして、抜歯時の体調は整えましょう。風邪や過労などの抜歯は腫れやすくなります。
②抜歯を最小限の侵襲で行う。
歯肉の切開は最小限にして、最小限の骨削除など工夫をします。しかし、切開を小さくしすぎると抜歯はしずらくなり手術時間がのび、結果的に侵襲が大きくなります。ここが、歯科医師の腕のみせどころです。
③抜歯後は安静にすごし、冷やす。
抜歯後はお風呂、運動、お酒などは控えてください。そして、なるべく安静にすごし、抜歯した部位を頬上から氷水(0度の状態、冷やしすぎは禁物)で冷やし、軽く圧迫すると効果的です。
親知らず 抜歯までの治療のながれ
①診査・診断

問診・視診・触診、エックス線、CT検査、歯周病検査、口腔内写真などから治療計画を作成いたします。
②抜歯

腫れや炎症がなくなった状態で抜歯を行います。
③消毒

抜歯後の治癒確認です。抜歯した翌日か翌々日に必要に応じて行います。
④抜糸

抜歯後7~10日に、抜歯した際に縫合した糸を取り除きます。
親知らず の抜歯前の診断について Q&A
虫歯になった 親知らず は抜いた方がいいのでしょうか?
親知らず が歯としての機能していないのであれば、将来性を考えて早めに抜歯したほうがベターです。スケジュールや仕事柄など現在すぐに抜けないのであれば虫歯の進行を止める虫歯処置をされてもいいと思います。
神経まで達しているくらい大きい虫歯で神経を取らないといけないとなると、神経の処置をするよりも抜歯したほうが早いかもしれません。 親知らず の神経はとても複雑な形態をしている事が多く、神経処置の回数もかかりますし、神経処置を完全に行えない場合もあります。
親知らずが、歯として機能していく歯なのかどうか、治療が難しいのかどうかが抜歯するかの診断の分かれ目です。
他院にて、「 親知らず が横になっているので抜けない」と言われましたが、おおたわ歯科医院では横になった 親知らず は抜いてもらえるのでしょうか?
はい、 親知らず の抜歯は全症例を当院で対応しております。
横になってはえている智歯、完全に埋まっている智歯、神経に近い智歯など親知らずの抜歯に関しても当院で行っております。
親知らず が原因で歯肉が腫れているのですが、腫れている状態でも親知らずは抜歯してもらえるのでしょうか?
歯肉が腫れている状態では、抜歯は行いません。一度、腫れている部分を洗浄、消毒を行い、抗生剤服用などで腫れている部分を消炎させる必要があります。腫れている、炎症状態の抜歯は術後に、骨内への感染リスクが大きく、さらなる腫れと大きな疼みを引き起こす事があるからです。