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「インプラントは何年くらいもつの?」「一生使えると聞いたけど本当?」
インプラント治療を検討している方から、歯科医院でよくいただく質問です。
結論から言うと、インプラントは適切なケアと定期的なメンテナンスを行えば、
10〜15年以上、場合によっては20年以上、さらには一生使える可能性もあります。
ただし、治療後の管理を怠ると、数年でトラブルが起こるケースもあるため注意が必要です。
この記事では、
- インプラントの寿命は何年なのか
- 寿命が短くなる原因
- 入れ歯・ブリッジとの寿命比較
- インプラントを長持ちさせる具体的なコツ
を分かりやすく解説します。

◇ インプラントの平均寿命はどのくらい?
一般的に、インプラントの寿命は10〜15年が一つの目安とされています。
研究報告でも、10年後のインプラント生存率は90〜95%前後と高い成功率が示されています。
インプラントは顎の骨としっかり結合するため、適切な条件が整えば、長期間安定して使用することが可能です。
その一方で、「入れたら何もしなくていい治療」ではない点を理解しておくことが大切です。
◇ インプラントの構造と寿命の考え方
インプラントは、次の3つのパーツで構成されています。
- インプラント体:顎の骨に埋め込む人工歯根
- アバットメント:インプラント体と被せ物をつなぐ土台
- 上部構造(被せ物):実際に噛む部分

インプラント体自体は非常に耐久性が高く、問題がなければ長期間使用できます。
一方で、被せ物は噛み合わせや素材の影響を受けやすく、10〜15年程度で交換が必要になることもあります。
◇ 他の治療法との寿命比較
歯を失った際の主な治療法と、寿命の目安は以下の通りです。
- 入れ歯:5〜7年
- ブリッジ:7〜10年
- インプラント:10〜15年以上
インプラントは周囲の歯を削らず、顎の骨に直接固定されるため、
長期的な安定性に優れている治療法と言えます。
◇ インプラントの寿命が短くなる主な原因
① インプラント周囲炎
インプラントの寿命を縮める最大の原因がインプラント周囲炎です。
これはインプラント周囲に起こる歯周病で、進行すると顎の骨が溶け、
インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
多くの場合、原因は
- 磨き残し
- 定期メンテナンス不足
です。

② 噛み合わせの乱れ
噛み合わせが合っていないと、特定の歯に過剰な力が加わり、
- ネジの緩み
- 被せ物の破損
- 骨への負担
につながります。

③ 喫煙・全身疾患
喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲炎のリスクを高めます。
また、糖尿病などの全身疾患がコントロールされていない場合も、寿命に影響します。

◇ インプラントを長持ちさせる5つのコツ
① 毎日のセルフケアを丁寧に行う
インプラントも天然歯と同様、適切な歯みがきが非常に重要です。
歯間ブラシやフロスを併用し、インプラント周囲の汚れをしっかり除去しましょう。
② 定期的なメンテナンスを受ける
インプラント治療後は、3〜6か月に1回の定期検診が理想です。
当院では、
- インプラント専用器具によるクリーニング
- 噛み合わせやネジの緩みチェック
- レントゲンによる骨の状態確認
を行い、トラブルの早期発見に努めています。
③ 噛み合わせを定期的に確認する
噛み合わせは時間とともに必ず変化します。
定期的な調整により、インプラントへの負担を軽減できます。
④ 歯ぎしり・食いしばり対策をする
歯ぎしりや食いしばりがある方には、「ナイトガード(マウスピース)」の使用がおすすめです。(※症例による)
就寝中の強い力からインプラントを守ります。
⑤ 生活習慣を見直す
禁煙やバランスの取れた食生活、全身の健康管理も、インプラントを長持ちさせる重要な要素です。
◇ インプラントは入れて終わりの治療ではありません
インプラントは、見た目や噛み心地を回復できる優れた治療法ですが、
寿命は治療後の管理によって大きく左右されます。
当院でも、適切なメンテナンスを続けることで、
10年以上問題なく使用されている患者さんが多くいらっしゃいます。

◇ まとめ インプラントを長く使うために大切なこと
- インプラントの寿命は一般的に10〜15年以上
- 適切な管理で一生使える可能性もある
- 最大のリスクはインプラント周囲炎
- セルフケアと定期メンテナンスが不可欠
「自分のインプラントはどのくらいもつのか知りたい」
「メンテナンス方法が合っているか不安」
という方は、定期検診の際にお気軽にご相談ください。

