歯の裏に装置をつけるので見えない・気づかれない
舌側矯正(リンガル裏側矯正)では、歯の裏側に矯正装置を付けるため、誰にも気づかれずに矯正治療ができます。
従来の矯正装置と比べると、違和感があるという欠点がありましたが、最近のブラケットはかなり小さくなり、違和感が相当に軽減されました。
矯正装置が見えるのが気になって、矯正治療を躊躇されていた方にお勧めします。
- 表から見えない。(審美的に優れている)
- 歯の裏側は虫歯になりにくい特性があり、表側装置より虫歯になりにくい。
- 舌癖(自然に舌で歯を押したり、舌を前に突き出す癖)が改善しやすい。
- 慣れるまで違和感を感じたり、発音がしにくい場合がある。
治療のながれ
①カウンセリング
問診・視診等を行い、おおまかな見積書を作成いたします。治療に関する心配や疑問・気になるお悩みは何でもお話し下さい。
②精密検査・診断
エックス線、CT検査、全顎の模型作製、口腔内写真を撮ります。これらのデータを元に、最良の治療計画を作成いたします。
③装置装着の前処置
症例によっては抜歯を行う必要があります。不必要な歯を抜去し、矯正装置をつける準備を整えます。
④矯正装置装着
いよいよ矯正治療開始です。治療装置は、一人ひとりにあったものを使います。処置時間はおよそ1.5時間〜2時間です。
⑤歯の移動・定期通院
1ヶ月前後に1度、矯正装置の調整でご来院ください。治療期間は、患者さんの顔の骨格や歯並びの難易度によって大きく変わりますが、目安としては、2年〜3年ほどです。
⑥保定装置装着
長い間歯に装着されていた矯正装置を取り外します。歯の位置をキープするために、取り外し可能なマウスピース状の保定装置(リテーナー)を装着します。
⑦メンテナンス
保定装置を付け続けながら、かみ合わせを安定させます。数か月に一度の割合で通院していただき、経過を見守ります。